2022年12月16日、サザンモール六甲B612は22歳を迎えました。
22年を迎えられたのは、日頃より当モールを支えていただいているお客さま、ショップさま、地域の皆さま、パートナー企業の皆さまのおかげです。誠にありがとうございます。
施設名はサザンモール六甲B612ですが、「B612」の由来は、サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」のストーリーに出てくる王子さまが住んでいるとされている星の名前で、当施設も「星の王子さま」の物語のように百年、二百年と皆さまに親しまれ、愛されるような施設になりたいという想いを込めて、この名称を付けたと聞いております。
20周年の時にもブログで紹介させていただきましたが、商業施設「サザンモール六甲B612」は、1890年から続く小泉製麻株式会社の紡績工場から始まり、インテリアマート「六甲パインモール」、「ROKKO23(ヴァントワァ)」といった歴史があります。
始まりは小泉製麻株式会社で、商業施設・サザンモール六甲B612を運営・管理しているのは、株式会社サザンモール六甲。小泉製麻株式会社と、株式会社サザンモール六甲はグループ会社の関係です。
編集者Kは2022年度で36歳の年代ですが、社内の50歳代の方々からは、六甲山から見えた「小泉製麻株式会社」のネオン看板のことを良く耳にします。
※1991年12月撮影
そもそも小泉製麻株式会社って、どういうことをしている会社なのか皆さまご存知でしょうか。
過去のことは、Southern Mall Rokko B612 History | サザンモール六甲B612 -神戸市灘区にあるショッピングモール (southern-mall.com)で紹介していますので、ご興味があられる方は是非ご覧ください。
なんとなく、「製麻」なので、麻糸や麻袋を製造している、というイメージはあるのですが、まず出てくるのはイメージキャラクターの「馬」。
こうま(黄麻と、仔馬をかけてるんですね)の「こいちゃん」
130周年記念で誕生した、マスコットキャラクターです。
かわいいですね。
Twitterに公式アカウントがありますので、かわいいな!と思った方は是非フォロー下さい!
こいちゃん【小泉製麻】@資材推し(@JmKoizumi)さん / Twitter
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さて、肝心の「どういうことをしているか」、ですが
①馴染みある「麻紐」の現代の使い方
やはり「製麻」なので、麻を使って紐を販売している、というのは
今も昔も変わりありません。
(綺麗に束ねられた麻紐、見た目もとても良いですね。)
従来の使い方のみならず、アウトドア好きの社員の方が、1890年より続く麻紐を使って、
着火剤としておすすめ!と現代風な使い方を紹介。
引用:麻紐とわたし。 | 小泉製麻株式会社 (koizumiseima.co.jp)
こんな感じで、今まで会社内では考えられなかった使い方を現代風にアレンジして、紹介されています。
ご自身の趣味の中に会社製品を取り込んで、楽しそうだな~と感じます。
が、これに留まらず、その後商品化されました。
引用:キャンプとわたし。 | 小泉製麻株式会社 (koizumiseima.co.jp)
なんという行動力・・・、自然環境にも優しい麻を使った着火剤、是非お試しください。。
(BtoC商品ですので、一般消費者の方もお買い求めいただけます)
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②容器・物流資材・カバー
麻紐からなぜ容器や物流資材に・・・と思われた方も多いと思います。これは麻紐からの流れで、麻袋を開発した当時は「入れ物」として大活躍。つまり容器や、物流資材であったわけです。
現在は、液体容器「BIB(バッグインボックス)」・・・直訳すると「箱に入った袋」ですが、外装が段ボール、その中に袋が入っている構造となっており、一斗缶が主流となっていた液体物流の現場では、『廃棄処理が簡単』『輸送・保管コストが安くすむ』といった利点があります。
醤油・ソース・その他調味料やお酒、珈琲などの食品、シャンプー・洗剤・液体肥料などにも使用できる、とのこと。
そんなバッググインボックスでも、社員の方から現代風のご提案が。
それは、バッグインボックスを使って、サングリアを作りませんか。というもの。
※勤務時間中に作ったので、サングリア風ジュースの作り方をご紹介されています。
引用:【スパウトバッグ】ドライフルーツdeサングリア。 | 小泉製麻株式会社 (koizumiseima.co.jp)
こちらの商品も、一般消費者の方もお買い求めいただけます。自家製サングリアを持ち運びして楽しむこともできるなんて、素敵なご提案ですね。
もちろんBtoB向けの物流資材として、カバーやパレット・大容量のコンテナなども取り扱いがあります。
その他には、農業資材や、緑化土木資材・補修資材など。取り扱いは幅広いです。
小泉製麻株式会社は、2020年6月に130周年を迎えました。
130周年記念として、長く続けることの大変さ、継続していくことの大切さを再認識するため、
社員自ら「130」にちなんだ目標を設定し、「130のトライ」というイベント企画を実施していました。
1年の間に、130日間腹筋を130回する、130日間で130km歩く、130種類のレシピで料理する・・・などなど。
結果として、達成できた方、できなかった方はいらっしゃいますが、トライすることが大事。
昔から続く企業ではありますが、その歴史に固執することなく、
昔から良いところは残しつつ、その時代によって、いろいろなことにチャレンジする、そんな企業のように感じます。
以上、商業施設の中に事務所がある「小泉製麻株式会社」のご紹介でした。